境港発バイク通関の準備

DBSクルーズフェリーで境港を出発する際に必要なバイク通関手続きなどについて。

境港(さかいみなと)でDBSフェリーに乗せるバイクの通関業務を行っているのは上組です。乗船チケットの予約をした後、必ず上組さんへ通関の依頼をしておきます。

電話で問い合わせてわかったことを、メモメモします。





● DBSクルーズフェリーへ問い合わせ(4月20日) ●


前回、船の旅券予約のため電話をした際、「バイクについてはタチアナに訊いて」とチャンさんから伺っていたので電話を掛けると、タチアナさんが出てくれました。

・境港午後7時発のフェリーに、人が乗船できるのは午後5時から。

・バイクを船に乗せる料金は、600USD。

通関については上組さんにと、電話番号を教えて下さりました。

DBSクルーズフェリーのタチアナさんは、日本語が話せるロシア人として有名(だと私は勝手に思っています)。ロシア人というだけで「無愛想な人かしら」と案じていましたが、気さくでにこやかな女性です。ホッと心が和みました。

電話を切って、あまり待たないうちに、詳細メールが届きます。


▽ 以下はメール内容 ▽

料金についてです。
 6月4日 境港―ウラジオストク 片路
チケット代金 
タリフ 26,000¥ 
※オートバイシッパー割引30%
※期間限定特別割引20%
トータル 2名分 39,000¥ 

オートバイ代金 
海上運賃 境港ーウラジオストク 片路 600USD
※港でかかる費と手続きについて上組(株)までにお問い合わせください。
TEL 0859-45-8707/FAX 0859-45-7182
トータル(境港出発)600usd + ???¥  

支払方法 
すべての代金の支払は出発日に日本円の現金払いになります。
usdの海上運賃が当日為替レートで日本円にかえます。
出発日の2日前に日本円の総額をお知らせいたします。 

********************
チェックインと乗船について 
 出発時間より2時間前までに乗船手続きをお済ませください。 
※ オートバイの検査時間などについては上組とご相談ください。 

旅行に必要な書類(旅券, ビザなど)をご用意ください。
*ロシアビザ必要* 

手荷物 一人当たり30KG
*********************

PDFファイル「BOOKING CONFIRMATION」2名分添付

△ 以上です △


乗船できるのは午後5時からだけど、それまでに手続きを済ましておかなければならないということですね。

双方Gmailなので、タチアナさんのお顔写真が表示されています。とても美しい人!!





● 上組・境港支店へ電話で問い合わせ(4月20日) ●


上組・境港支店(TEL:0859-45-8707)へ電話をかけ、6月4日のバイク通関依頼をする。対応に出たSさんは、はじめ少し無愛想というか、適当な感じだったけれど、バイクも旅も素人の私が色々質問を投げかけると、すごーく丁寧に説明して下さった。

バイクの通関検査は午後1時からとのこと。


▼ バイク通関に必要な書類等 ▼


登録証書

インボイス

最低限必要なのはこの2つ。特に登録証書は絶対にキッチリと必要。

インボイスなんですけど・・

S「帰りも同じフェリーに乗りますか?」
N「いえ、ヨーロッパから輸送する予定です」
S「じゃあ、インボイスが必要ですね」
N「インボイスって何ですか?」
S「片道だと輸出扱いになりますので、そのための書類です」
N「・・ウラジオから帰る可能性もあるんですけどぉ・・」
S「乗らない可能性を聞いたからには、必要になりますね!」
N「えー! そんな書類、どこで作ってもらえるんですか?」
S「ネットで調べればすぐに出てきますよ」
N「お金とかかかるのかなぁ・・書類って苦手なんですよねぇ・・ブツブツ」
S「じゃあ、エクセルフェイルを送るので、それに習って記入してください」
N「え?!自分で作るのー?!」

ということで、上組様からインボイス作成のためのファイルをメールで送っていただきました。

アキオに「インなんとかって書類、知ってる?」と訊くと、「知らん」の一言。

インボイスとは、バイク車体についての情報(排気量・価格等)と、積載荷物(品目と価格)についてを書面にしたもののようです。積載物込みで輸出品扱いとなるので、搬送中の盗難などがあったときのために必要らしい。

積載品目を減らしたほうが書類申請にかかる時間も短くなるので、当日は積載荷物をなるべく全部降ろして、船に手荷物として持ち込むほうが良いそうです。

でも、手荷物30キロまで書いてあったよね〜。ま、この辺りは旦那様にお任せすることにしよう。インボイスは登録証書ほどキッチリじゃなくてもいけると聞きました。

国際ナンバープレートについては、「絶対必要というワケではないけれど、取っておいたほうが良い」とのこと。「ロシアは大丈夫だと思いますが、ヨーロッパのことは分かりませんからねー」と。はい。もちろん取っておきますとも!

「わからない部分があればまた連絡をください」というお言葉をSさんから戴いているので、多分また問い合わせすることになると思います。


▼ バイクを船で運ぶために掛かる料金 ▼


海上運賃:$600
THC:¥2,000
D/O FEE:¥4,320
保税使用料¥5,000
通関手数料:5,900
取扱手数料:¥15,000

合計:約100,000円






● 運輸局にて登録証書の申請(4月21日) ●


登録証書が重要ということで、大阪運輸支局・和泉自動車検査登録事務所(050-5540-2060)へ問い合わせます。繋がったオペレーターさんは「わからない」とのことで、登録係のKさんへ電話を回してもらい、お話をしました。

アキオのXL1200は、今年7月で車検が切れます。なので出発前の5月中に車検を受ける予定です。この車検を「登録証書申請前に受けた方が良いのかどうか?」を訊きました。

答えは、「登録証書には日本の車検の情報が載らないので、車検は関係ない」でした。


運輸局に来たら登録窓口でKさんの名前を言えば手続きをして下さると仰って下さり、交付申請は本人じゃなくてもよく、平日のいつでもということで、さっそく運輸局へ。

雨降りなので空いているかなと思いきや、登録棟の中はいつもながらの大混雑。Kさんを訪ねるために声を掛けられそうな人もいないほど皆一様に忙しない。なんとか一人捕まえて、Kさんを呼んでもらいました。

みなさん順番待ちをしている中、声を掛けただけで対応してもらえるなんて、事前に電話をしておいて良かったです。


▼ 登録証書の申請に必要な物 ▼


車検証
パスポート(バイク所有者のもの)
認め印(シャチハタ不可)

この3点です。交付申請用紙は、運輸局でもらえます。費用は無料。


▼ 登録証書交付申請書の書き方 ▼


私は最初、「国際登録証書」という名称だと思っていましたが、「登録証書」が正解でした。手続き的には「登録証書交付申請書に記入して必要書類とともに提出」が正しい言葉でしょうか。

登録担当のKさんも申請書の書き方がわからないらしく、他の人が書いたものに習って記入していきました。

アキオの名前、住所、ローマ字の名前、ローマ字の住所、車体番号、車種、などなど。車検証に記載されている内容をそのまま書写す感じです。ローマ字の名前はパスポートの表記。ローマ字住所は「Osaka-fu・・・」と都道府県から順に書きました(ここは適当な指示でしたよ!)。

引換券とか、控えとか、何もなく、「だいたい1週間で出来上がるので、電話で連絡します」と言われて、手続き完了です。


▼ 国際ナンバープレート ▼


Kさんから「国際ナンバープレートは、あっちの棟に行って訊いてみて」と言われて、登録棟から一番離れた棟へ入り、国際ナンバープレートについて訊ねると、「登録棟へ行って訊いてみてください」と。はて?

ナンバープレート担当のお姉さんに「これこれこういう事情で、今さっき登録証書の手続きを済ませたところです」と伝えると、

国際ナンバープレートが発行できるのは、登録証書を貰ってから

ということが判りました。

登録証書の発行に1週間。そこから国際ナンバープレート発行に1週間。合わせて2週間かかるそうです。(ナンバープレート料金は1000円程度とのこと)

なんでもかんでも時間が掛かるんですね。ホント、手続きって苦手だな。手続き好きな人の方が少ないよね。ふー。



あー!もう疲れちゃったー!!って、ヘトヘトになっていたら・・・



宮崎の友人・フジちゃんから、採れたてのPマンと日向夏が届きましたっ♪ 彼女のご実家はピーマン農家で、アキオと二人で九州を巡った時にも美味しいものを食べさせてくれたんです。

アキオが2008年ロシアの旅へ出ている間、私は富良野でアルバイトをしていて、フジちゃんは寮生活のルームメイトでした。もう一人のルームメイト・カナコちゃんとも素敵な三角関係。素晴らしい寮生活だったなぁ。


最近、なぜかお口の中が異常に乾燥して、口内炎が大量発生しているわたくしです。

日向夏という果実。初めて食べました。レモンを甘くしたような味。この小さな小さな房の中に詰まった水分が、身体に与える作用を感じて、全身がすっきりと潤ッタような気がしました。

新鮮なピーマンは、「千切りにして塩昆布と和えて食べると美味しいよ」と手紙に添えられていたので、その通り和えてみると、本当に美味しくて、2日続けて作りました。



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