その前に、ミールネットワークソリューションのロシアビザ取得代行手数料について、最終的に合計でいくらかかるのかわからず、電話で問い合わせてみました。
(日本の商売は「金額が先」なトコがありますが、船のチケットもウラジオ税関料金も、当日払い。海外ではそのようなものなのでしょうか。)
いろんなお話を伺ったので、今日は、またメモの整理。以下は昨日の話です。
まず、料金のこと
ミールさんの営業時間は18:30までということで、午後6時頃に電話をかけてみると、担当の女性は外回りから今日は戻ってこないとのこと。なので、電話に出た男性に尋ねる。この男性の声は、昨日の朝出かける前ギリギリに電話したとき出た人だ。ビザ申請申し込みの話をすると「今ロシア大使館におりまして・・他のものは出払っております・・」と控えめな声量で仰っていた。
申し込みをした後送られてきたメールに
***ビザ取得代行に関しまして***
・申請日の1週間目~10日目の受領の場合 --- 無料
・申請日を含む4労働日目~5労働日目の受領の場合 --- ¥4,000./1名様あたり
・申請日の翌日または翌々日の受領の場合--- ¥10,000./1名様あたり
[ロシアビザ取得代行申請手続きについて]
¥5,500. + 消費税 (申請日から04日目~1週間目の受領の場合)/1名様あたり
¥10,000. + 消費税 (申請日の翌々日もしくは翌日受領の場合)/1名様あたり
このように記載されていて、総額いくらになるのかが私にはわからないことを伝える。・・結局説明を聞いてもよくわかりませんでした(笑)
下の段の[ロシアビザ取得代行申請手数料]というのが必ず必要で、早めるには*ビザ取得代行*の追加料金が要るってことなのかな?
ビザ取得までの日数に驚き!
ナ「なるべく早くビザが欲しいけれど、ビザをほんの数日早めるために数千円を払うのは惜しい」という状況を丸めて伝えると、驚きの返事が返ってきました。
ミ「受付したのが21日で、その日に申請を出しておりますのでー・・フンフンフンフン5月15日に招待状が出来上がりますね。」
ナ「えー!!そんなに遅いんですか!?!」
ミ「ええ。ロシアの祝日が5月3日4日、それとロシアの土日は大使館もお休みですので。招待状の作成にかかる日数は、どの代行会社も同じになっています。うちはちょっとだけ早いんですけど。」
ナ「もしかすると、15日に届いて、その後また1週間とか待つことに・・」
ミ「ええ、そうですね。」
ナ(Wakataさんが私を急かした理由がわかりました+涙)
「えぇ〜それじゃ、どうしよう〜」
ミ「6月4日出発なら、2週間前には受け取れますよ。なにかお急ぎですか?」
ナ「ウラジオストクの税関手続きのための書類を先に送らないといけないんですー」
ミ「2週間あれば十分間に合うと思いますけど・・」
ナ「間に合うけど、ちょっと・・(待たせてしまうんですよね!)」
結局、追加料金をいくら出せば何日に出来上がるとかハッキリしたことは、メールで担当の女性に問い合わせてみることにしようと思った。
その後の長電話
それからですよ、長話は。何がきっかけだったか忘れたし、メモを見返しても思い出せないことばかり。もしかすると、バイクでヨーロッパへ行くという話をしたら、近年イルクーツクで不幸に遭った人の話からだったかもしれないし、「レジストレーションって、実はいらないのでは?」という私の質問からだったかも。
レジストレーション(外国人登録)とは、ロシアに7日以上滞在する外国人に義務付けされている証明のことです。外国人はホテルに泊まった時にパスポートを提出するので、その時に「ここに外国人が居ますよ」という証明手続きをホテル側が行います。
ここ数年のユーラシア横断者のブログ情報などでは、「レジストレーションを誰かに確認されることは一度もなかった」というものばかり。この制度は古いものなので、今では不要なんじゃないかと考えることもできます。ウラジオストクでのバイク税関依頼をしているYuri氏も「不要」だと答えて下さっています。ロシアの人が断言してるのだから、間違いない。
しかし、ロシアビザ代行を20年行っているミールのS氏(電話の男性)は、「今でもきちんとその制度は残っていて、万一登録していないことが判れば、パスポートは返してもらえないし、留置されますよ」と言う。他の旅人たちの話を聞いて不要だと思ったことを私が伝えると、それは、パスポートのICチップに情報が入っているから、例えば警察にパスポートの提示を求められて、警察がパトカーの機会でスキャンすれば、入国日や、どこでレジストレーションしたかの情が瞬時に出てくる仕組みになっているそうなの。だから、口頭で質問されないだけで、テックはされているという仕組み。
Yuri氏の話も嘘じゃないはずだから、ロシア入国7日以内に一度だけvisa registrationしておけば、万一の時に安心。備えあればなんとやら、ですね。
ホテル以外で登録をする場合は、オビール(移民局)に行って自分でロシア語の書類を書くか、大きな郵便局へ行ってロシア語の書類を書くか、この二つが主要な手段になる。郵便局で手続きをすると、結局、移民局へ書類が回るので日数が掛かるそうです。
レジストレーション事情は、行って確かめてきます。
ロシアからベラルーシへの入国について。ベラルーシへの入国にはビザが必要なのですが、ロシアとベラルーシはそれほど仲良しではないから、モスクワにあるベラルーシ大使館で日本人がビザを取るのは難儀なことになるそうなんです。それよりも、ビザ不要のバルト三国(内、ベラルーシへ入国できるのはラトビアとリトアニア)から入るほうが、まだマシ。ただ、バルト三国は、ロシアよりも貧しい地域なので、それなりの注意が必要とのこと。
どの方法でベラルーシへ入国するにしてもビザは必要だから、時間に余裕があれば日本で取っておいたほうが良い。ただ、ベラルーシのビザは、ロシアビザよりも難易度が上がると聞きました。代行会社もありますが、今からだと間に合わないな。
一番良い方法は、ベラルーシ在住の友人に招待状の書類を送ってもらうことですが、まだ会ったこともない・会えるかわからない友人に、面倒をかけられない(・・既にWakataさんには面倒をお掛けしておりますが・・)。モスクワ辺りに到着したら、連絡を取ってみよう。そうすると、電話が大事になってくるのね。
6月のロシアは一番気候の良い時期。サンクトペテルブルグでは5月中旬に白夜があり、世界各地から大勢の人が白夜を見に集まるそう。アキオがロシアを往復したのは6-7月だったので、昼は暑く夜は凍えるように寒いと言っていました。しかし8月になると、35℃になるほどの夏期間で、もちろん冬用寝袋は要らない。Naokoさんのブログに、「夜の車内が40℃」と書いてあったことにも納得。
ロシアへ行く日本人は意外にも多く、年間5万人を超えてるんだって。ルーブルの暴落で、旅行者が増えているのだとか。モスクワは物価が高い都市と聞いていますが、数年前まで日本円にして5万円のホテルが、今では2万円で止まることができる。となると、観光客も足を運びたくなりますよね。
ミールのSさんは、ロシアへ向かう時の宿泊は、Booking.com (ブッキングドットコム)をよく利用すると言っていました。インターネットのホテル予約サイトは他にも、agoda(アゴダ)、Expedia(エクスペディア)が有名です。ロシアに関してはBooking.comが、宿泊施設の掲載数が圧倒的に多い。私も下調べに色々見回っていますが、ウラジオストクだけをとっても掲載数がダントツです。
特にウラジオストクは、2012年のサミットの影響で、アパートの空室をホステルとして活用する人が増えている。正式な登録をせず、個人で貸し部屋をしている所が急増しているそうなので、安宿選びは慎重に。
こういう感じで、あれやこれやと数十分〜1時間近くお話ししていたような。
「ロシアのことならわかるんですけどねぇ、イギリスのことまではちょっと・・」と言いつつ、Sさんは、欧州からのバイク輸送についても、知りうる限りの情報を与えてくださった。
誰かのブログで誰かから聞いた情報を載せているとき、載せられる情報だけを載せていることを私は理解した。会話とは、貴重なものなのだ。
人と人が世間話をするとき、その情報が正しいか正しくないかよりも、「話の題材=同じ物事」について一緒に想いを巡らすことが、人を幸せにしているのだと思えた。
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ビザとパスポート