パスポートの申請|その3【写真】

パスポートセンターにも証明写真の機械はあると思います。

ですが、春休み中のため混雑している可能性大です。

ということで、パスポート申請当日に、近所のスーパー横に設置してある400円で写真が撮れる機械で撮りました。

パスポートの申請受付は、全国一律「月〜金曜の平日のみ」。夫のアキオには、前もって仕事の休みを取ってもらっていたのです。


ところが、前日に大喧嘩をして人生史上最大の泣きじゃくりをした私は、「目が腫れて写真撮れないだろうな。ひとりで別の日にパスポ取りに行こ」という事態に陥る羽目に。

夫婦で海外旅行へ行って離婚して帰ってきた人がいるという話をちらほら聞いたことがあります。出発前は、早すぎますよねー。


キチンとその日のうちに仲直りをして、保冷剤で瞼を冷やしてから眠ったので、予想していたほど瞼は腫れてなくて、無事二人で写真を撮りました。

数ヶ月ぶりにお化粧をしたら、アキオに褒められた。複雑な心境のナナです。



パスポートの申請に行ったのは、3月22日。春分の日の連休明けのせいか、車の駐車場は長蛇の列。堺市役所にはバイク専用駐輪場があって、程良く空いていたので、私たちはスムーズに駐車できました。

学生さんのお休み時期は、「パスポートセンターは大変混雑します」と案内用紙に書かれていました。市役所内を迷路のように歩いて歩いて目的地に着くと、全然混雑していません。

すぐそばに、フジカラー(←たぶん)の証明写真機があって、女性が撮影中でした。料金は800円と書いています。半額で撮れたからラッキーだったな。ちょっと画質が粗い気がするけれど。



パスポートセンターの室内に入るとすぐに、受付の方が誘導して下さって、手続き自体は待ち時間なくスムーズに進んで行きます。

ただ、私の写真が「小さすぎる」と指摘を受けました。

証明写真って緊張するから、もう1回撮るなんてヤだな。と思っていたら、「このままの写真で拡大処理できますが、画質が粗くなります。それでも大丈夫ですか?」と仰るので、私は「ぜんぜん構わないです」と言ってウンウン頷く。

そのあと、3回ぐらい「本当に大丈夫ですか?」と訊かれ、その後、手続き処理係の女性にもまた3回ぐらい同じ質問をされた気がする。

ちゃんと「パスポート用」を選択して撮影したのに・・おかしいな。



案内用紙の写真の男は、よく見ると笑っている。というか、半笑いである。
(※ここに掲載している画像は原寸大ではありません)

私は真面目な場面で「不真面目だ」と怒られたことが、幾度かある。そういう時は本当に、映画『ローズインタイドランド』のラストのような気持ち。

国際的な証明写真だから「笑ってはいけない」と思い込んで「への字口」になってしまった私は、こうしてこの男の顔を眺めていると、ちょっと悔しくなる。


今後10年間、少し腫れた瞼・への字口・粗めの画質がさらに粗くなった写真付きのパスポを胸に旅をするのか。

おかげで、この写真を撮った日の前日の出来事を忘れないだろうと思う。けれど、きっと忘れるだろう。

私たちは、思い出のためにではなく、未来のために旅をするのだから。


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